3.窯炉および耐火物の形状 |
内張りレンガ |
直接高温に接触する窯炉の内側または容器の内側に張る耐火レンガ。 |
裏張りレンガ |
内張りレンガの外側に溶融物や高温ガスの浸透を防ぐため、または断熱のために張る耐火断熱レンガ。 |
目地 |
レンガを積む場合、各個のレンガの接合する部分で、通常モルタルで満たす。 |
カサ比重 |
耐火物の重さ(g)をそのカサ容積()で割った数値をいう。なお、カサ容積とは内部に有する気孔を含んだ外形の容積をいう。 |
気孔率 |
耐火物に含まれる気孔容器の全容積に対する割合。 |
残存線膨張収縮率 |
耐火物を定められた温度で定められた時間加熱したのち、常温になったときの長さの最初の長さに対する百分率。 |
真比重 |
耐火物にはその中に閉口気孔と密閉気孔をもっているので、これらの気孔の影響がないように粉砕してから測定した比重。
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スポーリング |
耐火物が熱衝撃、急な温度勾配の影響、または結晶転移のための膨張差などによって亀裂または剥離する現象。 |
ゼーゲルコーン |
焼成程度あるいは耐火度を測定するために使用する標準の三角スイ。 |
耐火度 |
耐火物が軟化変形を起こす加熱の度合を示すもので、同一の加熱条件によって同一程度の変形を示す標準ゼーゲルコーンの番号で表示する。 |
密度 |
単位容積当たりの物質の質量。 |
見掛気孔率 |
閉口気孔容積のカサ容積に対する百分率。 |
見掛比重 |
耐火物の重量をその見掛容積と同じ容積をもつ4℃の水の重さで割った値。 |